この記事はこんな疑問を解決します!
- 証券会社への就活はどのようなものですか?
- 将来的に転職を考えていますが、どのように考えておけば良いですか?
こんにちは。
大学キャリアセンターのしげです。
私は、毎年200名以上の就活生に就活アドバイス・ES添削を実施しています。最近は、理系の学生や大学院生から多くのES添削や就活のご相談を頂くようになりました。
新卒で入社しても、3年以内に3割が離職します。
昨今は転職市場も活発です。
今回は、新卒で証券会社に入社し、入社2年目でIT企業へ転職した体験談を紹介します!
★新卒で証券会社に就職した就活体験者の紹介
はじめまして。今回は私の就活体験談に加え、ESの内容も紹介しますので参考になれば幸いです。
私の経歴です。
- 国立大学を卒業
- 新卒で日系大手証券会社へ入社
- 社会人2年目でIT企業に転職
今回は新卒で証券会社から内定を得た体験談と新卒の就活が転職活動に与えた影響について紹介します。
■学生時代頑張ったこと
- 体育会陸上部に所属
- 海外の大学での社会問題の解決に向けたプレゼン
今回の就活体験談は以下の順に紹介します。
① 新卒の就活(失敗談及び反省)
② 新卒の就活が転職活動に与えた影響
③ 就活生へのメッセージ
① 新卒の就活
就活スケジュール
私の就活は2つに分かれます(1月開始と3月開始)。1月開始の就活ではゲームメーカーなどに、3月開始の就活は証券会社に応募しました。
1月 ES提出①(3社中1社書類選考通過)
2月 面接①(書類選考)
3月 ES提出②(4社中4社書類選考通過)
4月/5月 カジュアル面談・一次面談・二次面談②(4社中4社面接通過)
6月 最終面談② (2社中2社内定)
※第一志望企業の内定後に最終面接辞退(2社)
参考として学部生時代のESを紹介します。(※一部抜粋)
大手ゲームメーカー:志望動機
『たくさんの人を豊かにしたい』
私が御社を志望する理由は、「御社のゲームを通して人々の心を豊かにしたい」という願いからです。私は人を楽しませることが好きで、昔から色んな人に笑ってもらうのが好きでした。私はゲームも好きで大学時代も、自分が辛い時や悲しい時ににゲームをして楽しむことができ、気持ちを前向きに変えてくれました。私自身が過去に救われたように、御社を通して多くの人に感動を届け豊かにしたいです。
大手メーカー:自己PR
『最後まであきらめない』
大学の4年間、私は体育会陸上競技部に所属して長距離走に取り組みました。箱根駅伝出場を目指し、日々の練習に励んできましたが、残念ながらその目標を達成することは叶いませんでした。しかし、この経験を通して、「自分の諦めない精神」、「最後までやり抜く力」を身に着けました。この強い意志や責任感は、御社でも活かせると思っております。
失敗したと感じる点
ゲームメーカーは私が初めてESを提出した企業でした。結果はESが通らず選考に落ちてしまいました。以下の点を反省しました。
① 志望理由が弱い
ゲームメーカーのESでは「人を楽しませるのが好きだから」という志望理由にしていました。具体的なエピソードに乏しく、熱量のない文章になってしまいました。
② アピール内容が散漫になってしまった
私のESは「他のゲームメーカーでもいいのでは?」と捉えられる内容でした。「その企業でなければいけない」という熱量を伝える必要がありました。
③ 具体的な成果が書かれていない
自己PRでは「最後まで諦めないこと」をアピールしました。一方で、その結果「どんな成果を出したか」ということを伝えられていませんでした。企業は成果を出した経験から、業務でも成果を出せる人材だと判断するため、成果を出した具体的エピソードが必要でした。
④ ESを誰にも見てもらわなかった
①〜③の点に気づいたのは他人にESを見てもらってからでした。1月からの就活でESが通らず、ゼミの教授や、社会に出た先輩などにESを見てもらいました。
企業を受ける前にESの添削サービスなどを利用しアドバイスをもらえれば、もっと多くの企業から内定を得ることが出来たと思います。ES作成を支援してくれ、大企業への就職成功実績も多数ある「JobSpring」は無料カウンセリングも実施しているため利用しておけばよかったです。
これらの反省を活かし、3月からの就活ではESや面接での回答を再考しました。
証券会社:志望動機
『日本中を豊かにしたい』
私はお金のない家庭に生まれました。お金がない家庭では塾にも行けなかったり、みんなが持っているゲームを買うことが出来なかったりしました。その経験から貧富の格差をなくして多くの人を豊かにしたいと強く思いました。証券会社を通しての資産形成の大切さを広め多くの人を豊かにしたいです。また、証券会社の中でも御社は顧客第一を掲げており、御社の社員とお話しする中でも顧客を第一にする姿勢を感じることが出来ました。そのため証券会社の中でも御社を第一に志望しております。
証券会社:自己PR
『考え抜いて成果を上げる』
私は大学4年間、体育会陸上競技部に所属し陸上長距離競技に取り組みました。その中で、考え抜くことの大切さを実感しました。私は大学2年まではたくさん走った分だけ結果が出ると思っていました。しかし、怪我が続き、タイムは伸び悩みました。そこで「考え抜いて練習する」ことの大切さを実感し、大学3年生からは運動生理学や解剖学を学び、考え抜いた練習を実施しました。その結果、高校まで県大会にも行けなかった自分でしたが、4年生の時には関東大会に出場することが出来ました。
考え抜いて成果を上げた経験は、御社でも活きると思っています。
難しかったこと
反省点を活かしたことで3月からの就活においては、4社ESを提出し4社とも面接に進むことが出来ました。一方で反省点で紹介した「志望動機」に熱量を持たせることには苦労しました。大学まで陸上しかしてなかった自分はやりたい仕事がなく、熱量をもった志望動機が見つかりませんでした。こういった自己分析は自分だけでなく多くの人が困っていることかと思います。
自己分析が出来れば行きたい企業が見つかりESの熱量も増すと思います。「キャリアチケット」といった自分の価値観を客観的に分析し、自分に合った企業を見つけてくれるサービスに学生時代出会っていればと感じます。
② 転職活動で活きたポイント
新卒で証券会社に入社後、IT企業に転職をしました。決して証券会社が合わなかったということではないのですが、他のスキルもつけたいと思い転職しました。転職に成功して気づきましたが、大事なポイントは新卒での就活とあまり変わりません。「熱量」「具体的な成果」などをアピールすることが大切です。転職をする人も増えていますが、新卒での就活を一生懸命やった人は転職も成功できると思います。
③ 就活生へのメッセージ
就活は正直とても大変です。自分一人で不安な時やどうしていいか分からない時には、他人に相談してみたり、就活支援サービスを使ってみるのもいいかと思います。
私と同じように体育会に所属していて部活と就活を両立している方もいるかもしれません。そういった方は「アスリートエージェント」もオススメです。体育会の新卒に特化した就活サービスで自己分析、面接対策など総合的なサポートをしてくれます。
私の体験が就活生の皆様のお力になれば幸いです。
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